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ー合気と気功と智慧の学舎ー

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執筆者の写真喜多原 歓喜地

#26 学びの場を持つという大切さ

更新日:2020年12月13日

人生において、常に何かしらの「学び」の時間を持つことはとても大切なことだと思っております。しかもその「学び」は目先の「利益」のためではない生涯学習としての「学び」です。


今の時代は「学ぶ」というと、何かの資格や免許のためといったように、具体的な利益や、すぐに役に立つことを目指して行うことと捉えがちです。

もちろんそうした「実学」もとても大切ですが、逆に一見意味のないこと、仕事や生活には直接役には立たないことでも、興味があるものを一生を通して継続して学ぶことはとても大きな意義があると思っています。


生活の中に何か「学び続ける」ものを持つと、自らの成長を自分自身で実感しながら生きることができます。これは成長期の子供たちは常に感じられることですが、大人になっても成長を実感することは精神的にもとても大切なことです。

「一月前より上手くなった!」「新しい知識を習った!」「上の級をもらえた!」といった体験を定期的にすることで、自分の中に自信と達成感が生まれ、次のレベルに向けて前向きな挑戦する姿勢を養うことができます。

気功の考え方の原点もそうですが、大切なのは自分がポジティブな状態にいることです。これにより健康面でも生活面でも良い方向に進むことになります。


しかし「学び」で一番難しいのは「継続する」ということです。どのような内容の学びであれ、長い時間を費やして身につけた知識や技術は、振り返ってみれば一朝一夕では真似できない高みにいるものです。だからこそ、焦らずに無理なく、一歩ずつ確実に進んでいく「学び方」が大切だと思っています。


「学び」を継続する良い方法の一つは、やはり「学びの場」を持つことだと思います。そこには教えてもらえる指導者や仲間たちと「学び」を共有する時間があります。

教員経験から言えることは、人は本能的に学んだことを誰かと共有したい、という欲が誰にでもあると思います。小学生が学校で学んだことを親にすぐ言いたくなる気持ちも同じです。学び得たことを共有するということは、人が幸福感を感じる一つの条件だと思っています。


そんなわけで今回は「学び」にちなんだ書籍をご紹介します。ご存知、幕末の志士たちを育てた炎の熱血教師「吉田松陰」です。「学ぶことは生きること」ということを体現した吉田松蔭の一生を描いた歴史小説です。とても面白いので一息に読めますよ。上下巻ありますがまだ読んでいない方は是非!

本日も最後までお読みいただい有り難うございました。

いつも新鮮な気持ちを大切に、今日も頑張りましょう。グッドラック!

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