「站椿功」は気功や武術の基本であり奥義です。
目的は大地の気を足の裏から持ち上げ、体の中心の「丹田」に集めることです。
そしてその気を四肢や頭頂に流すことです。
站椿功が成功すると、体全体が空気が入ったゴムボールのように、外側に張り出す感覚が生まれます。これを太極拳では「掤(ほう・パン)」と言います。
この感覚を保ちながら動くことで、気功や太極拳特有の柔らかい、しなやかな動きとなります。なぜならその動力となるエネルギーは筋力ではなく、大地の気だからです。
站椿功により、大地と「一つ」となることで、重心は安定し、全身にリラックスが生まれます。また、体が安定することで精神も安定し、心はとても軽やかで、落ち着き、冷静な中にやる気や情熱が生まれます。
これが気功や太極拳が心身の健康に良いと言われる所以です。
站椿功の詳細は下記の書籍に詳しく書かれています。ぜひご覧ください。私の師である盛鶴
延師の著書です。おすすめです!
(次回に続く)
最後まで読んでいただき有り難うございます。
いよいよ9月に入りますが、今月も良い日々にしましょう。
グッドラック!
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