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ー合気と気功と智慧の学舎ー

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#18 自分の中の感覚を見つける

更新日:2020年12月13日

気功も合気も「自分の中にある感覚」が大切です。

というより、一見同じ形を作っていても、果たして本当に「丹田」ができているか、「気」が流れているか、あるいは「合気」しているかは、外からではほとんど分かりません。

もちろん熟練の指導者は基本となる姿勢や脱力の状態、全身の雰囲気からどの程度出来ているかは分かりますが、それでも最終的には自分の中にしっかりとした「感覚」が出来なくてはなりません。この「感覚」を見つけ、その「感覚」を維持しながら次第に強く認識できるようにすることが初期の修行のメインテーマと言えます。


站椿功においては、正しく行うと下腹部に力が充実した「丹田」の感覚が出てきます。この「感覚」はなかなか教えられるものではなく、試行錯誤しながら自分で見つけるしかありません。気功でも体の経絡を「気が流れている」という確かな感覚が出てきます。

大東流における「合気」に関しても、技としては一見同じように見えても、いわゆる関節技である柔術で掛けているのか、それとも相手と「合気」をして技を掛けているのかは外からは判別することは難しいです。しかし技を掛けている本人は「合気」を掛けたとき、「気が合った」という確かな実感があります。


気功や合気における「気」の感覚は、学校で教わるような知識ではなく、己の中にある身体感覚です。だからこそ最後は自分で見つけるしかないのです。そしてその感覚が掴めた時は「これだ!」という確かな感触があります。この瞬間は難しいナゾナゾが解けたときのように、一瞬で晴れやかな気分になり、納得できるものがあります。

一度見つけてしまえば、その感覚を忘れないようにし、次回行うときもその感覚を手掛かりに行うことができるので一気に進歩するのです。

初期の基本練習の際はこの自分の中の感覚を見つけることを意識してください。

その感覚を切らずに強化していることが、中級の練習になります。



本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

三連休も終わり11月も最後の一周ですが、今週も頑張りましょう。グッドラック!

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