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ー合気と気功と智慧の学舎ー

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#5 体が安定すると、心も安定する。

更新日:2020年12月13日

「站椿功」により真っ直ぐに立ち、重心が丹田に集まって安定することで、「心」も落ち着き安定します。なぜなら「心」と「体」は「一つ」だからです。


「站椿功」を行っていると、最初はなかなか集中できず、周りの音や余計な考えに邪魔されて、うまくできないことがあります。しかし、それでも諦めずに続けていると少しづつ頭の中から邪念が消えてきます。これは站椿功の時間を長くすればするほど、体が最適な姿勢を見つけ、安定してくるからです。体の安定に比例して、余計な思考も消えて、心が安定してくるということになります。


「站椿功」をどのくらい行うかは個人差になりますが、ある程度慣れてきたら40分ほどするのが理想とされています。最初は辛いですが、毎日続け徐々に体を慣らしていくと必ずできるようになります。


体が十分に安定してくると、どこかで急にふっと体が軽くなったような感覚になり、いつまででも「站椿功」を続けられそうな感じになってきます。この時、心も穏やかで、集中力は漲りながらどこにも無理していない感覚になります。この状態こそ「站椿功」の理想的な状態であり「禅定」とも呼びます。いわゆる瞑想状態であり、最近ではマインドフルネスとも言ったります。


大切なのは「心」を安定させるためには、必ず「体」も安定していなくてはいけないということです。逆に「体」を安定させるためには「心」を落ち着かせなくてはならない、ということでもあります。

気功の世界では、ものごとは全て「陰陽関係」で考えられます。

体の安定から入る「站椿功」は、ストレスケアや精神疾患に対しても非常に効果的で理にかなった改善方法です。ぜひ試してみてください。

(次回へ続く)



站椿功の詳細は下記の書籍に詳しく書かれています。私の師である盛鶴延師の著書です。

超おすすめです!


最後まで読んでいただき有り難うございました。

今日も皆様にとって良い一日でありますよう。グッドラック!


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